「工場勤務のメリットって何?」
「働く前にデメリットを知っておきたい」
「就職先を検討しているのでリアルな話が聞きたい」
そんなあなたに向けて!
実際に工場で働いている私が、工場勤務のメリット・デメリットを紹介します。

こんにちは!
大卒工場勤務9年目のがじゅまるパパです!
本記事では、私の経験を元に8つのメリットと5つのデメリットを紹介します!
就職活動や意思決定の参考にしてみてください。
工場勤務のメリット

定時退社しやすい
工場勤務は定時退社しやすいです!
- 自分と同じ作業をできる人が多い
- 交代制
- 「先に帰りにくい」がない
工場は24時間勤務で、2交代・3交代を採用しているところが多いです。
交代制ということは、自分と同じ作業をできる人が複数人いるということになります。
仕事を誰かに任せることができるので、仕事が中途半端だったとしても引き継ぎが可能です。
また、複数人で協力して作業をすすめることで、仕事を早く終わらせることもできます。
交代制の場合、各自で定時時間が違うので、「上司が帰っていないから帰りにくい」みたいなことも少ないです。

私はほとんど定時退社です!
夜勤手当が出る
工場勤務では、当たり前のように夜勤があります。
そして、夜勤勤務には必ず“夜勤手当”が発生します。
時間外労働をさせる場合、割増賃金の支払が必要になります。時間外労働に対する割増賃金は、通常の賃金の2割5分以上となります。
引用元:厚生労働省
このように、労働基準法では通常賃金の2割5分増し以上の賃金を出すように定められています。

同じ労働でも高収入を得ることができます!
健康診断が1年に2回できる
従業員に年一回の定期健康診断をすることは労働安全衛生法で定められていますが、その中でも特定業務従業者は、6ヶ月に1回に健康診断することが義務付けられています。
労働安全衛生規則第13条第1項第2号に掲げる業務に常時従事する労働者のこと
具体的に、
大量の高熱物体・低温物体取り扱う業務、強烈な騒音場所での業務、深夜業務などの業務に従事している人のこと。
参照:厚生労働省
当てはまる人であれば、毎年2回の健康診断を受けることができます。
ここでいう特定業務従業者は、工場勤務であればほとんどの方が当てはまるのではないでしょうか。
服装に縛りがない
工場勤務の場合は、工場内では作業着に着替える必要があります。
そのため通勤時は、基本的に服装が自由です。
場所によっては、髪型や髪色に縛りがないところもあります。
- アクセサリーを身につけることがNG
- 髭や爪を伸ばすことがNG
食品などの清潔が求められる工場では、髭や爪を伸ばすことが禁止されているので注意が必要です。
また、異物混入の観点からアクセサリー禁止の工場もあります。
同業種への転職が有利

工場勤務は転職に強い!
溶接や切削などの工作技術、機械のオペレーション・メンテナンス、CADを使用した図面の作成など。
工場で得たスキルは、他の会社の工場でもそのまま使えることが多いです。
そのため、ある程度スキルが身についたら、同業の大手へ転職して給料アップも容易に狙えます。
また、業務をしながら資格を取得することもできます。
- 衛生管理者
- エネルギー管理士
- 電気工事士
- 危険物取扱者
- フォークリフト運転技能者
工場は規模によって、エネルギー管理士や衛生管理者などの有資格者の在籍が必須になります。
会社持ちで受験することもできるでしょう。
会社寮で固定費削減が可能
昨今のマネー本を読むと「固定費を削減せよ!」と書いてあることが多いです。
固定費の多くを占めるのが住宅費。

住宅費を抑えたいな……

そんな時は工場勤務がオススメ!
工場近くに会社寮が準備されていることが多いです。
会社寮のメリットは賃料が安いこと。私がいた会社は通常の1割くらいでした。

けど会社の寮って門限とかあったりするんでしょ?

会社の人と共同生活するのはなんか嫌だな。
そこは安心してください!
会社寮といっても、「会社がアパート1棟を借りて社員に貸し出す」ということも増えてきているので、普通にアパートを借りて住むのとほとんど一緒です。
有給消化しやすい

「自分がやらなきゃいけない」が少ないので、有給消化のハードルは低いです。
工場での仕事の特徴は「チーム戦」ということです。
よほど個人で仕事を抱え込まない限り、自分の仕事は職場の誰かしらができます。
また、チーム戦ゆえに情報共有が頻繁に行われるので、誰かしらが業務を把握しているはずです。
さらに、シフト制の工場であれば日勤・中勤・夜勤があります。
少なくとも自分と同じ仕事をしている人が他に2人はいることになりますので、気軽に仕事を任せることができます。
仕事しながら健康になる
オフィスワークのようにずっと座りっぱなしということはほとんどありません。
工場勤務はラインを歩き回ることが多いです。
ある意味運動代わりになります。

私は9年働いていますが、特に運動をしていなくても体重はほとんど変わってません。
工場勤務のデメリット

他業種に比べて給料が低い

こちらのグラフを見ると、製造業の賃金が他業種に比べて安いことがわかります。
工場には非正規雇用の方が多く、正規雇用に比べ賃金が下がるため全体が下がっているとも考えられます。
とはいえ、比較的時間に余裕はできるので、就業後に副業で給料アップなんてことは可能です。
また、同業種への転職はしやすいので、より大手を目指していけば賃金は自然と上がります。
夜勤がある
夜勤は慣れていない人にとって非常にキツイです。
私も最初の頃は、帰宅時に日光を浴びて目がさえてなかなか寝れない!
なんてこともありました。
慣れもありますが、睡眠の質を高めることでいくらか楽に夜勤ができます。
- カーテンを遮光1級に変える
- 寝具にお金をかける
- 寝る前に食べすぎない
- 寝る90分前に入浴する
睡眠の質についてはコチラの本が参考になります。
また、シフトはローテーションしているところがほとんどです。
夜勤→日勤→中勤
という具合にローテーションするので、ずっと夜勤ということはほとんどありません。
スキルが限定的

工作技術とか、機械のメンテナンス技術とか他の業種で使えないのでは?
そう。工場で身につくスキルは限定的です。
転職時に転職の幅を狭めてしまう可能性もあります。
しかし、逆を考えれば工場では求められるスキルとなります。
プロフェッショナルになりたい人にとってはメリットになりうるでしょう。
臭い、汚い、危険!?
よく言われる「工場の3K」です。

これは残念ながらあります 笑
厳密にいうと、“場所”と“何を作っているか”によります。
工業系の工場なら油まみれになることもありますし、食品工場だと原材料の臭いが充満していることもあります。
私は食品工場で働いていますが、臭いがキツくて辞めていく人がたまにいます。
どの工場にも当てはまるのが「危険」です。
大きな機械が回っているような空間での作業になりますので、危険はつきものです。
私達ができることとしては「決められたルールで作業すること」です。
ルールを守っていれば、安全に作業する環境が整っています。
通勤に車が必要

地方で夜勤ありだと通勤に「車」が必要になります。
これは必ずではありませんが、車通勤が無難といったところでしょうか。
中には、いくら遠くてチャリ通しますという猛者もいますが……笑
車購入となると、それなりの費用がかかるのでデメリットとしました。
こだわりがなければ、中古の軽自動車を購入することで数十万まで費用を下げることもできます。
また、地方は家賃が安いので、トータルすると都心に住むのとあまり変わらないこともあります。
まとめ
いかがでしょうか?
今回は、工場勤務のメリット8つとデメリット5つを紹介しました。
なにかの参考になれば嬉しいです!
工場勤務のメリット
工場勤務のデメリット
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