- Kindleでマーカー引くことができない
- Kindle本の文字サイズを変更することできない
- Kindle本で読むときに行間や余白の調整ができない
Kindle本を読んでいるとき、こんなことで困った経験ありませんか?なんか読みにくいですよね?
そのKindle本は、もしかしたら「固定レイアウト型」かもしれません。
「固定レイアウト型」は読み手によっては、以下のデメリットがあります。
本記事では、そんな困った経験のあるアナタに向けて、固定レイアウト型について解説していきます。
固定レイアウトを気にせず読書を楽しみたい!
間違えて購入してしまった!という時でも、月額980円なので金銭的に被害が最小限になります。
この記事でわかること
・Kindleの固定レイアウト型とは。
・Kindleで固定レイアウト型を見分ける方法。
・固定レイアウト型のメリット・デメリット
・固定レイアウト型を快適に読む方法
Kindle本には「リフロー型」と「固定レイアウト型」がある
Kindle本には、2種類存在します。
それが「リフロー型」と「固定レイアウト型」です。
これらには大きな違いがありますので、購入する際に注意が必要です。
詳細に解説していきましょう。
リフロー型は自由度が高い
リフロー型は、普段電子書籍で小説やビジネス書を読んでいる方に馴染み深い形式だと思います。
この形式の電子書籍は、自由度が高く、端末に合わせて様々な設定することが可能です。
いわゆる一般的にイメージされる電子書籍になります。
リフロー型は、電子書籍の便利機能をほとんど使用することが可能です。
自分の見やすい形に変更することができるので、とても便利です。
固定レイアウト型は紙の本と同じ
固定レイアウト型は、普段漫画や雑誌を読んでいる方には馴染み深いのではと思います。
紙の本を読み込んで、そのまま電子書籍にしたイメージです。
文字をテキストデータと読み込んでいないため、文字サイズや行間などのレイアウトを変更することができません。
普段、スマホなど小さい画面で電子書籍を読んでいる方には、読みにくい形式になります。
Kindleで固定レイアウト型を見分ける方法
購入前にサンプルをダウンロードすることで確実に見分けることができます。
しかし、
「ダウンロードするのも面倒くさい」
という方もいるでしょう。
そんなアナタに向けて、固定レイアウト型を見分ける方法が2つあります。
- 「説明」を確認
- 「商品の詳細」を確認
「説明」を確認
まずは電子書籍購入前に「説明」部分を確認してみてください。
良心的な本であれば、説明欄に上の画像のように「本電子書籍は固定レイアウトのため〜」と記載されています。
説明欄の最初に書いてある本もあれば、最後に注釈で記載されているものもあります。
説明欄をクリックして最後まで確認してみてください。
「商品の詳細」を確認
説明欄に固定レイアウト型である旨が記載されていないケースもあります。
その場合は、「商品の詳細」を確認します。
①説明欄の下にある、詳細をクリック。
②「Text-to-Speech」「X-Ray」「Word Wise」を確認
固定レイアウト型の場合、テキストデータを読み込んでいないため、「Text-to-Speech」「X-Ray」「Word Wise」は全て「有効になっていません(されていません)」となっていることがほとんどです。
もう一つ別の方法もあります。
固定レイアウト型の場合、「Page Flip」「Word Wise」「タイプセッテングの改善」も全て「有効にされていません」と表示されていることが多いです。
固定レイアウト型のメリット
ここからは固定レイアウト型のメリットを紹介します。
紙の本そのままの形で読める
リフロー型の場合、文字サイズによってレイアウトが変わるため、実際の紙の本とはレイアウトが異なることが多いです。
特に図や写真がある場合は、挿入されている位置が変わることもあるので、少し戸惑う場合があります。
その点、固定レイアウト型の場合は、紙の本と同じレイアウトで読めます。
また、「電子書籍で良かったから紙の本も購入しよう」という方もいると思います。
そのような場合、電子書籍と紙の本との差がほとんどないので、「実際の本見たらイメージ違った」なんてことがなくなります。
図や写真が多い本は読みやすい
リフロー型の場合、図や写真が多い本は図だけで1ページ埋まってしまったり、位置がかわってしまったりするので、読みにくいことが多いです。
固定レイアウト型の場合は、読みやすいレイアウトで作られた本を、そのままのレイアウトで読むことができるので読みやすいです。
実際に『図解〜』、『マンガでわかる〜』のような本は、ほとんど固定レイアウト型です。
また、漫画や雑誌はリフロー型にすることはほぼ不可能なので全て固定レイアウト型になっています。
固定レイアウト型のデメリット
次に固定レイアウト型のデメリットを紹介します。
スマホで読みにくい
固定レイアウト型の本は、小さいディスプレイに向いていません。
文字サイズが変更できないため、文字が小さかった場合は画面を拡大して読むことになります。
この動作をしながらの読書は非常に効率が悪いです。
また拡大すると、1ページの全体像が見えなくなるため、読みにくさが増してしまいます。
Kindleの便利機能が使えない
固定レイアウト型の場合、便利機能はほとんど全ての機能が使えません。
このように電子書籍を読む点で、自由度がかなり下がります。
私は本を読みながら線を引き、読み終わった後に線を引いた部分を読み返して、インプットの効率を高めています。
マーカー引きを使用できないと、このような読み方ができないので不便に感じています。
ファイルサイズが大きい
ファイルの容量を抑えたいという方には固定レイアウト型はオススメしません。
ページ数や図や写真の数によりますが、固定レイアウト型の方がリフロー型に比べ数倍以上のファイルサイズになります。
いくつか例を挙げてみます。
本の種類 | 文庫本 | ビジネス書 | ビジネス書 | 漫画 | 雑誌 |
電子書籍の形式 | リフロー型 | リフロー型 | 固定レイアウト型 | 固定レイアウト型 | 固定レイアウト型 |
ページ数 | 133 | 259 | 231 | 207 | 不明 |
サイズ(KB) | 3871 | 9465 | 77281 | 90973 | 263107 |
このように固定レイアウト型を読む場合は、容量も気にする必要があります。
時計が表示できない
Kindleには、ページの上部に時間を表示できる機能があります。
休憩時間や通勤時間など、時間を気にしないといけない場面での読書のときは重宝する機能です。
しかし、固定レイアウト型の場合は時計がを表示することができません。
一度、Kindleの画面から目線を移動しないと時計が見れないので不便です。
固定レイアウト型の本を快適に読む方法
固定レイアウト型は、出版する側がとても製作しやすいため、近年増え続けています。
「この本読みたい!」と思った本が、固定レイアウト型だったということも多々あるでしょう。
そんなときでも、固定レイアウト型の本を快適に読む方法があります。
レイアウトが変更できないため、文字サイズなどは画面サイズに依存します。
そのため、大きい画面サイズで読むことをオススメします。
KindleはAmazonのサービスなので、7インチ以上のFireタブレットがオススメです。
もちろん、iPadなどのAmazon以外のタブレットでもアプリを利用すれば問題なく読むことができます。
また、PC版のKindleを使用して読む方法もあります。
それでも間違えるのがコワイという方へ
この記事読んでも、間違えて購入するのがコワイ!
Kindle本は、一度間違えて購入してしまうと返品に手間がかかります。
間違えて購入してしまった!という時でも、Kindle Unlimitedならワンクリックで返品可能です。
また、月額980円なので金銭的にも被害が最小限になります。
まとめ
本記事では、Kindle本の形式2種類を紹介し、特に「固定レイアウト型」の解説をしました。
固定レイアウト型にはメリットもありますが、デメリットも多くあり注意が必要です。
固定レイアウト型は、書籍購入前に見分けることができます。
購入前にサンプルをダウンロードすることで、確実に見分けることができます。
購入間違いに気をつけて、読書ライフを楽しんでください。
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