「部下から報連相がない」がこの1冊で解決!『リーダーの報・連・相』相田吉雄 著【書評】

書評

「部下から報連相がない」
「部署の情報が共有されない」
「部下が指示通り動いてくれない」

そんな悩みを抱えている人は少なくないはずです。

突然ですが、ここで一度考えてみてください。

あなたは報連相できていますか?

報連相って新人が学ぶことじゃないの?

そう思うかもしれません。

しかし、報連相は双方向で実施するものです。
アナタができていなければ、部下も報連相してくれません。

報連相ができていない状態を放置すると、仕事が滞り、ミスも発生します。

じゃあどうすればいいのか。

そんな「リーダーの報連相」を学べるのが今回紹介する『リーダーの報・連・相』になります。

本書を元に「リーダーの報連相」について解説します

本の内容を簡単に

本書は「リーダーの立場に立った報連相」について書かれた本です。

まずは本の構成を確認するため、目次を見てみます。

目次

第1章 報連相がチームを回す
第2章 正しい指示の出し方・伝え方
第3章 上司からの指示の受け方・報連相の仕方
第4章 部下に正しい報連相をしてもらう
第5章 部下にフィードバックする
第6章 報連相しやすい環境作り

本書は“リーダー”に向けて書かれているため、「リーダーのさらに上司への報連相の仕方」から「部下への報連相の仕方」さらには「職場の環境作り」まで幅広く網羅されている点が特徴です。

本書では冒頭にこのような記述があります。

実は報連相を機能させるための鍵を握っているのは、部下を指導する立場にある中堅社員、つまりこの本を手にとった「あなた」なのです。

『リーダーの報・連・相』p3

部下の報連相できていない。
職場の情報共有がされない。

この原因は「あなた自身」にあるというのです。

納得する部分もありますが、どこか腑に落ちないところもあるでしょう。

ただ、全然ルールを守っていない上司に「ちゃんとルール守らないとダメだろ!」と言われたらどう思いますか?

申し訳ないけど「オマエもできてないだろ!」って思っちゃう

そうだと思うよ。
そんな上司に言われても守りたくなくなるよね

まずは「上司」であるアナタが背中で学ばせることが大事です。

そのためにもリーダーであるアナタが報連相をしっかり学ぶ必要があるということです。

その具体的な内容が本書には詰め込まれています。



報連相を受ける2つの目的

そもそも報連相ってなんでしなきゃいけないの?

上司が報連相を受ける目的は大きく2つあるよ!

報連相を受ける目的
  1. 仕事の進み具合や問題点を正確に把握し、次の指示をあたえるため
  2. 仕事の内容だけでなく、そのときの部下の心情を上司に届くようにするため

正確に把握し、次の指示をあたえる

完成した資料を上司に持っていったら「イメージと違う」って言われて突き返されたことない?

あるある。
最初から詳しく言ってよーって思っちゃう

一度の指示で最後まで上手くいくということは簡単なことではありません。

かといって、最初の指示で細かく時間をかけて説明することもなかなかできないものです。

そこで重要なのが「報連相」。

  • 仕事の軌道修正をする
  • 進捗のフォローをする
  • 完成のイメージをすり合わせる

報連相をするだけで、そのようなことが可能になります。

部下の心情を感じ取る

ここの部分は上司の意見違う気がするな

ここ詳細入れるの時間かかるから大目にみて!

思っていても上司にはなかなか言えないこともあります。

しかし、面と向かって話すことでその心情を読み取ることができます。

それを報連相を通じて、確認していくことでお互いの不満を解決することも可能です。

報連相を受ける姿勢・態度

報連相を受けるときは「部下に寄り添うこと」がポイントとなります。

あの〜、先日の件ですが、先方から値下げしてほしいと言われまして。

その…理由は伝えているのですが…色々困ってて…それで〜

あー、もうちょっと話まとめてからきてくれる?

このように内容が伝わってこない、自分の言いたいことがわからない報連相はよくあるパターンです。

「話まとめてからこい!」と一喝したくなる場面です。

〇〇さんに報告するからもっと話まとめてから行かなきゃ。

いつしか部下にこんな刷り込みをさせてしまい報連相は遅くなる一方です。

ここでは「根気よく最後まで聴いてあげること」が上司としての役割です。

「うん、そうか、かなり困ってるみたいだね。慌てず、ゆっくりでいいから、詳しく聴かせてくれる?」

この一言で部下に寄り添ってください。



リーダーは聴く力を高める

本書では「きく」を“聞く”ではなく、“聴く”と表されています。

「聴く」
注意して耳に留めること

ただ報連相を聞くのではなく、真剣に聴くことで「言語以外のメッセージを受け取ること」が重視すべき点です。

私もこのような経験はしたことがあります。

報告している最中、上司がずっとパソコンで作業していたらどう思いますか?

どうせ聞いてないし、報告する必要ないな

私ならそう思ってしまいます。

真剣に聴くことによって、部下は自分が大切にされたと感じ、上司に好意を持ち、その結果、お互いがより力を発揮するための下地ができると言えます。

『リーダーの報・連・相』p144

聴くことを疎かにするだけで、お互いの関係が悪くなることを考えると注意する必要がありそうです。

聴く力をもっと知りたいという方は『優れたリーダーは、なぜ傾聴力を磨くのか?』もオススメです。

まとめ

私は食品メーカーの工場で管理の仕事をしています。

現場では「報連相しないこと」が不良品の流出につながり、「会社を傾かせること」に発展する可能性もあります。

その点を理解していたので、「報連相」については十分に心得ていたともりでした。

しかし、本書にはそれ以上の新しい学びがあり、全職場のリーダーにオススメしたい1冊であると感じました。

「部下から報連相がない」
「部署の情報が共有されない」
「部下が指示通り動いてくれない」

そんな悩みを抱えている方はぜひこの1冊を手にとっていただきたい。

報連相だけでなく、

・職場環境作り
・指示の出し方
・フィードバックの方法

などリーダーに必須の知識が盛りだくさんです。

この1冊を読んでより良い職場を作っていってください。

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