ITパスポート試験は、ITの基本知識を問われる国家試験として、ビジネスパーソンにとって重要な資格です。
特に、IT分野に初めて触れる方や、社会人としての基礎知識を深めたい方にとっては、ITパスポートの取得が大きなステップアップにつながります。
私もITに直接触れる仕事ではありませんが、間接的に接することがあり、基礎的な知識を養いと思い受験しました。
この記事では、私が実際にITパスポート試験に挑戦し、2ヶ月の勉強期間で合格点を取得するまでの道のりを詳細に記録します。
使用した教材や勉強方法、試験当日に感じたことなど、具体的な内容を共有することで、これからITパスポート試験を目指す方々にとっての一助となれば幸いです。
勉強期間
まず、私の勉強期間は2ヶ月でした。限られた時間の中で効率よく学習するために、以下のような時間配分を心がけました。
平日:1時間。通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用
休日:3時間。平日に理解が浅かった部分や過去問演習を集中的に
【スキマ時間を活用】
特に忙しい社会人にとって、平日の勉強時間をどのように確保するかは重要な課題です。
私の場合、通勤時間や昼休みを活用して、スマートフォンで勉強しました。電子書籍の参考書やYouTubeの解説動画を活用することで、手軽に学習を進められたことが成功の鍵となりました。
・通勤時間:Youtubeで授業や単語解説を聞き流し
・休憩時間:電子書籍を読む、過去問道場でひたすら過去問
使用した教材
- 『ITパスポート 超効率の教科書』
- 『かんたん合格 ITパスポート過去問題集』
- 過去問道場
- Youtube
参考書
参考書だけで合格は難しいかも…
各社参考書が出版されていますが、人気のある資格なのでどの参考書もクオリティは高いです。
これを読めばOKみたいな全てを網羅している本はないので、
- 読みやすさ
- 購入しやすさ
で選ぶのがいいと思います。
私は、参考書と過去問題集で2冊購入しました。
購入理由としては、Kindle日替わりセールでワンコインで購入できたからです。
【著者】渡辺さき
【出版】インプレス
【初版発行日】2023年12月21日
【ページ数】488ページ
- ・読みやすさ◎
- ・章ごとに解説のYoutube動画ある
- ・過去問アプリ付き
この参考書は、ITパスポートの試験範囲を網羅し、効率的に学習を進めるための工夫が詰まっています。特に図解やイラストが豊富で、IT初心者にも理解しやすい内容となっていました。
【著者】間久保恭子
【出版】インプレス
【初版発行日】2024年6月24日(最新の内容かご確認ください)
【ページ数】496ページ
- ・シラバス追加分の用語集がある
- ・シラバス追加分の予想問題がある
- ・計算問題のポイントまとめがある
この問題集は、過去の本試験問題を豊富に収録しており、試験対策として非常に役立ちました。
過去問道場
このサイトは使用必須!
インターネット上の無料で使える「過去問道場」も頻繁に活用しました。
過去問をランダムに出題し、完全解説付きで、ユーザー登録すれば正答の傾向や学習履歴も管理できます。
過去問道場はコチラから
オススメは「分野を指定して出題」を選択することです。
同じ分野を連続してアウトプットすることで、知識への定着が格段に上がります!
試験直前は「模擬試験方式」もありです。
Youtube
YouTubeの解説動画も大いに役立ちました。特に、英略語の暗記が苦手だったため、YouTubeで繰り返し視聴することで、耳からも情報をインプットできるようにしました。
Xでも紹介しましたが、主に下記の3チャンネルを参考にしました。
一発合格した勉強方法
次に、私が実際に行った勉強方法について詳しく紹介します。
2ヶ月という短い期間で合格点を目指すためには、効率的な学習戦略が重要です。
一つずつ解説してきます。
1.最初の1週間で参考書をパラ見
勉強を開始した最初の1週間は、まず参考書をざっと通読しました。
この段階では、細かい内容をすべて覚えようとするのではなく、試験範囲全体の概要を把握することを目的としました。
全体像を掴むことで、今後の勉強計画を立てやすくなります。
2. 次の2週間でYouTube動画を観れるだけ観る
参考書を一通り見終わった後、2週間かけてYouTube動画を集中的に視聴しました。
特に、テキストだけでは理解が難しい概念や、苦手な分野に焦点を当てて動画を探しました。
YouTubeには多くのITパスポート試験対策動画がアップロードされており、無料で視聴できる点も大変ありがたかったです。特に上記で紹介したチャンネルを中心に観ました。
動画はスピード調整機能を活用し、理解度に応じて再生速度を調整しました。わかりやすい部分は1.5倍速で、難しい部分は0.75倍速で視聴するなどして、時間を効率的に使いました。
3. もう一度参考書をパラ見
動画を観終わった後、再度参考書をざっと見直しました。最初に読んだときよりも、理解が深まっていると感じられた箇所が多く、モチベーションが上がりました。
2度目の通読では、特に「重要なポイント」や「試験に出やすい部分」を中心にチェックしました。
4. 試験1ヶ月前から過去問開始
試験まで1ヶ月を切ったタイミングで、過去問の演習を開始しました。
過去問道場を活用して、とにかく数をこなし「苦手分野」を把握します。
苦手分野がわかってきたら、徐々に過去問を解く分野を苦手中心にしていきます。
過去問は答えを丸暗記せず、なぜその答えが正しいのかを理解することが重要です。納得いかない問題は解説を熟読することです。
過去問解答中に出てきた不明な単語や概念については、その都度ネットで調べるようにしました。
インターネット上には、さまざまなIT関連の辞典や解説サイトがあり、これを活用することで理解を深めました。
5. 最後の1週間はCBT疑似体験とシラバス追加分を集中
試験前の1週間は、CBT疑似体験と、最新のシラバスで追加された内容に集中して勉強しました。
特に、最新のシラバス追加分は試験で出題される可能性が高いため、しっかりと抑えておくことが重要です。
6. 英略語対策
個人的に苦労したのが「英略語」の暗記です。
これは、YouTube動画を繰り返し聞き流すことで対策しました。耳からも情報を取り入れることで、効率よく覚えることができました。
「CTO=最高技術責任者」と丸暗記するのではなく、「CTO=Chief Technology Officer 、テクノロジーだから最高技術責任者か」と記憶するようにしました。
この方が汎用性が高く、他の英略語にも繋がることも多く、トータルで考えて効率が良かったです。
感じたこと
最後にITパスポート試験を通じて、感じたことを書いておきます。
1. 参考書は読みやすいもので
ITパスポートの勉強において、参考書選びは非常に重要です。
私は『ITパスポート 超効率の教科書』を選びましたが、図解やイラストが多く、非常に読みやすかったです。
初めて学ぶ分野においては、難解な文章や専門用語が多いと挫折してしまうこともあるため、自分に合った参考書を選ぶことが大切です。
2. 参考書より過去問が重要
試験対策として最も重要なのは、やはり過去問です。
参考書で基本的な知識を身につけた後は、過去問を解くことで実践力を養いました。過去問を解くことで、自分の弱点が明確になり、その部分を集中的に勉強することができました。
- ポイント: 過去問は、解答の根拠を理解することが重要です。なぜその答えが正しいのか、逆に間違った選択肢はなぜ誤りなのかを理解することで、本番の試験での応用力が身につきます。
3. シラバス追加分は割と勉強しておいた方がいい
試験範囲に新しく追加された内容は、試験で出題される可能性が高いため、しっかりと学習しておくことが重要です。
私はシラバスの追加分についても重点的に勉強しましたが、これが得点につながったと感じています。
- ポイント: 新しい内容は、最新の参考書やネットリソースを活用して効率よく学習しました。試験前に追加された項目に関しては、特に注意を払うことが重要です。
4. テストの時のイヤーマフがありがたい
試験当日、試験会場で配布されるイヤーマフ(耳栓)は非常にありがたいと感じました。
集中力を維持するためには、外部の雑音をシャットアウトすることが重要です。
特に、周囲の音が気になりやすい方にとっては、イヤーマフの存在が大きな助けとなります。
まとめ
私のITパスポート合格への道のりを振り返ると、効率的な時間管理と適切な教材の選定、そして過去問の徹底的な活用が成功の鍵であったと感じます。2ヶ月という短い期間で750点を取得できたのは、計画的に学習を進めた結果です。
これからITパスポート試験を受けようと考えている方々にとって、この経験が少しでも参考になれば幸いです。しっかりと準備を整え、自信を持って試験に臨んでください。合格を心から祈っています!
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