- 本選びに失敗したくない!
- どの本を読んだらいいかわからない。
- 本選びに役立つツールはないの?
ビジネスマンにおける最強の自己投資といえば『読書』です。
しかし即効性には乏しく、結果がすぐに見えてこないので「本当に読書してて意味あるの?」と思ってしまう方がいるのも事実。
そんな状態で“面白くない本”や“役立たなかった本”に当たってしまったら、もう読書へのモチベーションはゼロになるでしょう。
そこで、今回の記事ではアバタローさんの著書『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』を参考に失敗しない選書方法を解説していきます!この記事でわかること
◯ 失敗しない選書方法
◯ 簡単にできる選書方法
◯ 選書に使えるメディアやツール
『自己肯定感を上げる OUTPUT読書術』はAmazonの読み放題サービス“kindle unlimited”でも読むことができます。
選書の種類
今回は2種類の選書方法をご紹介します。
「投資家的選書」では、“目的”を優先して考えます。
アウトプットする読書という意味では、この「投資家的選書」が軸になります。
しかし、目的ばかりに固執していると視野が狭くなり、柔軟な考えが持てなくなってしまいます。
そこで、自分の直感を信じる「直感的選書」も取り入れていきます。
「投資家的選書」と「直感的選書」とのバランスが大事になるということです。
投資家的選書
では、各選書方法について深堀りしていきます。
ここで重要なのは本を読む“目的”を明確にすることです。
それを踏まえて下の3ステップで選書の準備をしていきます。
- 読むべき本の方向性
- 読むべき本のテーマ
- 読むべき本の予算
読むべき本の方向性
どのジャンルを読むか絞っていきます。
そのために自分の悩み、解決したいことなどを挙げていきます。
例えば私の場合、
- 職場の残業を少なくしたい
- AIやIoTを取り入れたい
- メンタルヘルスの社員にどう対応したらわからない
- 職場を一つの目的に向かって全員が努力できるようにしたい
- 雑談が上手くできない
- 機械に取られてしまう仕事はないか
- 上司の考えに納得できない
といった感じです。とりあえず列挙してください。
つぎにこの挙げたことを“グルーピング”していきます。
グルーピング:同じ目的や条件で組分けしていくこと
上の例でいくと、
といった感じで、「AI」「人間関係」「マネジメント」でカテゴリー分けすることができました。
これが読むべき本の方向性となります。
● 自分の悩み、解決したいことを列挙
● 列挙したものをグルーピングする
読むべき本のテーマ
方向性として挙げたカテゴリーの中で最も優先順位が高いものを1つ選択してください。
ここで優先順位が最も高いと決めたものが読むべき本のテーマになります。
優先順位の高いテーマを読み進めていく中で、他のテーマの問題が解決することがあるので、とりあえず1つに絞ります。
● 最も優先順位の高いカテゴリーを決める
読むべき本の予算
自分がそのテーマに対して支払ってもいい限度額を決めてください。
その予算内でベストな選択をしていきます。
予算があまりなければ、図書館や中古本、サブスクなどを利用するのも全然ありです。
● 支払ってもいい限度額を決める
最適な本を見つける3つの条件
選書の準備ができたら3つの条件に当てはめて実際に本を選んでいきます。
3つの条件
1.自分が理解できるレベルの内容であること
2.信頼性が高いと判断できる根拠があること
3.経年的に価値が下がりにくい内容であること
少なくとも1つは条件を満たしている本選ぶといいです。
「まずはこの1冊!」というものを選んだり、漫画版やまとめられたものを選んだり、著者について調べたりと方法は色々とあります。
直感的選書
自分の直感を信じる!というとてもシンプルな方法です。
ここでは1つ実践してみるといい方法をお伝えします。
● プロローグと目次を読む
その本が自分の価値観に一致するか「プロローグと目次」を読んで判断します。
「プロローグと目次」を読むだけで、購入後のミスマッチが格段に減ります。
後は、自分の中でビビッと感じるものがあるかどうかです。
簡単にできる具体的な選書方法
投資家的選書と直感的選書を紹介しましたが、
投資家的選書の3つの条件に当てはまるかよくわからない
自分の直感なんて信用できないよ
という方もいるでしょう。
そこで今回は簡単にできる選書方法もご紹介します。
リスク分散型選書
これは予算内でまとめ買いする方法です。
ただ適当に本をまとめ買いするわけではなく、いくつかの条件にあった本を買っていきます。
テーマに沿った本でこの条件に合うものを探していきます。
例えば「お金」というテーマを選んだ場合
- 分かりやすい本 → 「マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方」
- ベストセラー本 → 「お金の大学」
- 古典的名作 → 「バビロンの大富豪」 などなど
といった感じでしょうか。
要約サイトの利用
本要約サイトでまずは要約を読み、ビビッときた本を購入するのも手です。
具体的な要約サイトを紹介します。
中でも「flier」は、業界最多の掲載数で唯一音声で聞くことも可能なのでオススメです。書評サイトの利用
要約サイトと重なる部分もありますが、書評サイトでリアルな感想を見るのもアリです。
コチラも具体的にいくつか挙げてみます。
ブクログ、本が好き、読書メーターは個人による書評が書かれているので、読書好きによるリアルな感想が見れます。
YouTubeの利用
最近はYouTubeでも本要約系のユーチューバーさんがたくさんいます。
移動時間に流し聞きして本選びの参考にすることをオススメします。
いくつか紹介します。
◯サラタメさん【サラリーマンYouTuber】
チャンネル登録者数 65万人(2022年1月現在)
ブラック企業から超絶ホワイト企業に転職を成功させたサラリーマンYouTuber。サラリーマン目線で本の内容がどう活用できるか発信されています。
◯本要約チャンネル
チャンネル登録者数 85万人(2022年1月現在)
毎日19時に更新。本を心底愛する本オタクの2人組。
◯フェルミ漫画大学
チャンネル登録者数 61万人(2022年1月現在)
漫画でわかりやすくをテーマに、一般目線のケンジくんに望月りんさんがわかりやすく本に書いてあるノウハウを教えるスタイルで進む動画。
◯学識サロン
チャンネル登録者数 45万人(2022年1月現在)
学識サロンのまぁ〜さんが面白く、わかりやすく本を紹介してくれます。
◯サムの本解説ch
チャンネル登録者数 45万人(2022年1月現在)
脳科学や心理学の本を中心に解説。
聞きやすい喋りで、とてもわかりやすく解説してくれます。
レコメンドの活用
これはECサイトで出てくる「これもオススメ」や「これを購入した人はこれも購入しています」などのオススメ機能の活用です。
Amazonの画面でいくと、この赤枠の項目がそれにあたります。
Amazonや楽天など様々なECサイトがありますが、オススメを精度を高めるためになるべく同じECサイトで本を購入することが重要だと考えます。
ここから芋づる式に関連本を読んでいくこともできます。
最近はかなり精度高いので、ハズレに当たることは殆ど無いように思います(当社調べ)
また、面白かった本の著者の別の本を選んだり、その本の中で引用されている本を選択して読むのも当たり本を手に取ることが多いです。
一万円選書
ビジネス書からは少々離れますが、北海道にあるいわた書店が実施している一万円選書もオススメです。
とても人気でいつでもできるわけではなく、抽選になっているのが注意点です。
そのくらい価値のある選書をしていただけます。
なかなか抽選に当たらないという方には「いわたま選書」もオススメです。
これは社長ではなく、いわた書店のスタッフであるいわたまさんが選書してくれます。
これは不定期に何度もやっているので当選のハードルはやや低い?です。
随時ツイッターをチェックしてみてください。
ちなみに私もいわたま選書を利用しました。
カルテ一枚でなんでここまでわかるの?と本当に千里眼を疑いました 笑
選んで頂ける本はバライティーに富んでいて非常に面白いので予算出せる方はぜひ利用してみてください。
まとめ
◯ 選書をするときは「投資家的選書」と「直感的選書」をバランス良く
◯ リスク分散でまとめ買い
◯ 要約サイトやYouTubeなどのツールもどんどん活用
◯ 一万円選書オススメ!
有益な情報は鋭い選書から。
人生を変える一冊に出会えるように。その一歩になれれば幸いです。
コメント