現場のリーダーになったから本を読んで学ぼう!
そう思って手にとったものの、本の内容と現場感覚にギャップを感じたことはありませんか?
多くのリーダーシップ本は、経営者やプロジェクトリーダーを対象としたものが多く、私達が日々の現場で解決したい目的をなかなか達成できないこともありますよね。
今回はそんな現場のリーダーに向けて、心の強い味方となる本をご紹介します。
現場のリーダーとして働いている私が、実際に読んで厳選した本です。特に私と同じ工場現場の方にはマッチする内容となっています。
現場リーダーにおすすめの本 5選
では早速紹介していきましょう。
今回のラインナップは以下の通りです。気になる本をチェックしてみてください。
トヨタ リーダー1年目の教科書
【著者】㈱OJTソリューションズ
【出版社】KADOKAWA
【初版発行日】2022/11/24
【ページ数】256頁
トレーナー全員がトヨタ出身という㈱OJTソリューションズが書いたリーダーの教科書。トヨタで理想とされている「協働力のあるリーダー」について書かれた本です。
本書では「3つの技法」が紹介されています。
- TCS(Toyota Communication Skill)
- TJI(Toyota Job Instruction)
- TPS(Toyota Production System)
それぞれリーダーとしての必要なノウハウが紹介されています。
そのため、信頼関係をつくるマインドや部下が自ら動くようになるテクニックなど人間関係のテクニックが多い印象です。
やる気を引き出し、人を動かすリーダーの現場力
【著者】迫 俊亮
【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン
【初版発行日】2017/1/26
【ページ数】208頁
靴修理でおなじみのミスターミニットを倒産寸前からV字回復させた迫さんの著書。
V字回復に至った方法は「全てを現場中心につくりなおしたこと」です。
壮絶なストーリーから現場との関わり方が学べます。
経営者の本ですが、著者が「現場目線」であるため現場のリーダーとして参考になりました。
ザ・ゴール
【著者】エリヤフ・ゴールドラット
【訳者】三本木 亮
【出版社】ダイヤモンド社
【初版発行日】2001/5/18
【ページ数】560頁
全世界で1,000万人以上が読んだマネジメントの名著。
「企業のゴールとは何か」を考え、その企業のボトルネックを解消していく方法が学べます。
ある閉鎖寸前の工場を回復させるために奮闘する物語で語られているため、かなりのページ数でありながら読む手が止まらない1冊です。
本書のボトルネックを探す視点は身につけておきたい技術・考えです。
はじめてリーダーになる君へ
【著者】浅井 浩一
【出版社】ダイヤモンド社
【初版発行日】2013/8/30
【ページ数】256頁
JT地方採用⇒工場勤務⇒最年少営業所長とノンキャリアでありながら、各現場を渡り歩き成果を出してきた浅井さんの著書。
現場の圧力に戸惑いながらも、最高の成果を出した思考や心構えが学べます。
「リーダー成り立ての人向け」の中でも現場目線で書かれている本です。
プレーヤーからマネージャーになって、仕事の違いに戸惑っている方には手にとってほしい1冊です。
TREASURE トレジャー
【著者】犬飼 ターボ
【出版社】飛鳥新社
【初版発行日】2022/6/28
【ページ数】392頁
独立し、飲食店を経営する主人公の苦悩と努力が描かれた成功小説。
小説といっても、この本は成功のためのサービスやマネジメントを学ぶことができるいわば学べる小説です。
直接実践できなかったとしても、勇気づけられる内容なので悩んでいるアナタの背中を押してくれるはずです。
ビジネス書は堅苦しくて…という方はぜひこの1冊を読んでみてください。
まとめ
今回は現場リーダーにおすすめの本を紹介しました。
今回1冊選ぶとしたら、『やる気を引き出し、人を動かすリーダーの現場力』です。
ノウハウを学びながら、モチベーションをアップさせてくれる素晴らしい内容です。
ぜひチェックしてみてください!
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